今回はSpace Explorationにおける定期的に発生する災害であるコロナ質量放出を対処しよう、という内容です。
プレイ開始直後、突如ログが流れて空からビームが降ってくる現象のことです。
最初は設備が何も設置されていないので被害はあまりないのですが……
軌道上を含めた地表の大きさに比例してビームの本数が増え、2分間地表を焼き続けます。
ビームの通り道に木があったら燃えて大火災の原因になり、バイターも当然ながら焼かれます。火炎耐性が高いので巣は燃えないでしょうけれども……
工場に及んだ場合は大規模な被害に発展するため、最優先対処事項となります。
CMEの対象は発見されている任意の惑星・軌道上を問わず選ばれます。
アンブレラを大規模な電源を持つ電力ネットワークに接続する必要があります。
必要な電力については次のように求められます。
初期惑星であるNauvisは面積5,692かつソーラー強度100%であるため係数1.1384となり、ピーク時の消費電力と必要充電量は以下の通りで求められます。
初回でこのレベルの電源をソーラーで賄えるわけがないため、素直に原発を運用しましょう。
あと、電力が足りない状態でアンブレラを設置するとCME発生時に他の設備を巻き込んで大規模停電を起こすため気をつけましょう。
原発はバニラ版の解説でさらっと行いましたが、K2では色々と数字が変わっているためおさらいもかねて重要事項を纏めておきます。
原発の出力は250MW、隣接ボーナスが1基あたり+25%に変更されています。
4基構成だと1基あたり375MW、合計1,500MWの熱量を生み出すことができます。
隣接2基増やすごとに隣接ボーナス+25%追加された原子炉が2基、隣接ボーナス+50%の原子炉が2基増えて合計で875MW分の熱量を追加できます。
これによって、バニラで使っていた蒼写真が使えなくなりました。
熱から蒸気にいたるまで全て変更されているため、順番に見ていきましょう。
熱交換器1基あたり50MWを消費します。
4基構成の場合は熱交換器30台まで設置可能です。
汲み上げポンプの流量は1,250、熱交換器の水消費は250、蒸気タービンの蒸気消費は50です。
そのため、汲み上げポンプ1台あたり熱交換器5台、蒸気タービン25台となります。
水・熱の消費量をもとに算出した結果、4基構成の場合は汲み上げポンプ6本分の発電ユニットを設置することが可能です。
初期稼働ならこれで十分なはず……
今回は簡略化のため、端数を省略します。
タービン1台あたり10MWの電力を生産できるため、2,276÷10=227なのでタービンは230台。
500℃の蒸気50で10MWになるため、182,000MJに相当する蒸気は910,000になります。
通常サイズの蒸気タンクであれば36.4台(端数切捨てなら40台)分あればCME放出時の電力を賄うことが可能です。
原発の運用を始めたばかりの場合は電力もそこまで使わないので蒸気をバッファとしてストックしておくことで十分な防衛が可能となります。
その結果、かなりの大規模電源設備になるため用地確保は重要事項です。
今回は原発から直結する形ではなく、長めのヒートパイプを用いて熱を渡しているため、距離減衰を抑えるためにはヒートパイプの敷設を太くする必要があります。
また、伸ばす方向が被らないようちゃんと調整しましょう(1敗)
特にK2の場合は燃料棒を持ったときに放射線ダメージを受けるので、プレイヤー以外が解体処理を行うようにしましょう。